システムエンジニアは、自らの仕事に合わせて、
ソフトウェアを“着こなす”必要があります。
いくら高性能のソフトウェアを大量にインストールしていても、
その機能が実際の仕事において、10分の1くらいしか役立っていないとしたら、
それはやはり豚に真珠といわざるをえません。
システム開発の分野において、頻繁に使われているオペレーションシステムといえば、
μITRON系と組込みLinuxが有名です。
μITRON系は、もともと東京大学大学院情報学環教授の坂村健氏が率いる
TRONプロジェクトが開発したもので、
現在ではこの規格をベースにさまざまな要素を加えたオペレーションシステムが発表されています。
組込みLinuxは、携帯電話などにも使用されているネットワーク通信に特化したオペレーションシステムで、小型のボードが非常にリーズナブルな値段で市販されているため、たいへん人気があります。最近では、システム開発のみならず、プライヴェートサーバとして利用するケースも増えているようです。
ほかにも、UNIXによく似たインターフェースを持ちLinuxOSとも
きわめて高い互換性を誇るLynx、ソニーエリクソンや松下電器など主だった携帯電話メーカーがこぞって採用しているSymbian OSといったオペレーションシステムがよく使われています。
まずはいろいろ試してみて、どれが自分の仕事にいちばんなじむか、
判断材料をそろえるところから始めましょう。